子どもの頃から庭には何種類かの梅の木が植えられていたので梅の花は常に身近なものでした。

しかし不思議なもので私の中での梅の花の咲いているイメージはなぜか3月なのです。

今にして思えば子どもの頃、毎年2月の初めに雛人形を飾る奥の間から見える庭の一番目立つところに咲いていたのが白い梅の花だっかもしれません。

その白い梅の花を咲かせる木はかなりの古木だったような気がします。

雛人形を飾りながら見ていた白い梅の花を見て、きっと雛祭りの時期と勘違いしていたのかもしれません。

ですので、桜の開花予報ほどみかけませんが毎年テレビや新聞で梅の花の見ごろや梅まつりの様子を見ると必ずと言ってもいいほど子どもの頃に見た白い花を咲かす古い梅の木を思い出します。

以前は、あちらこちらの家の庭で梅の木を見かけましたが、最近は時代のせいなのか、それともどちらかというと若い世代が住んでいる場所のせいか、めっきり近所を歩いていても梅の花を見かけることが少なくなりました。

特別でもなく、常に身近にあったものなので今まではあえて梅の花を見るためにわざわざ梅まつりに行ってみようなどとはと思ったこともありませんでした。

梅まつりと言えば関東ではやはり水戸の偕楽園が一番に思い浮かびますが、神奈川県にも2月~3月の間にはあちらこちらでで梅まつりが開催されているようです。

今、一番気になっているのは田浦にある「かながわの花の名所100選」にも選ばれている梅まつりです。

横須賀から横浜方面へ向かう国道16号線沿いにたしか普通の住宅街に入るようなところに「田浦梅林の里」という看板を見かけます。

看板からどれくらい歩くのか、どれくらいたくさんの梅の花が咲いているのかインターネットなどからは想像がつきません。

ぜひ、この目で「田村梅林の里」の梅を見てみたいものです。

そして次に気になるのは本牧にある三溪園の観梅会です。

こちらもまだ三溪園自体にも行ったことはありませんが、時間があればぜひ、足を運んでみたいものです。