三社祭とは、毎年5月の第3金・土・日に浅草神社で行われる例大祭です。
正式名称はそのまま「浅草神社例大祭」です。
今年は5月15日(金)、16日、17日(金)が開催日となります。
3日間で150万人程の人出で賑わう盛大なお祭りです。
三社祭の歴史は古く、1312年から、三社の神話に基づいて始まったと言われています。
檜前浜成命(ひのくまはまなりのみこと)と檜前武成命(ひのくまたけなりのみこと)が隅田川で漁をしていたところ、阿弥陀像が網にかかり、土師真中知命(はじのあたいなかとものみこと)に相談したとところ、
「聖観世音菩薩だ」と、教わり、浅草寺に祀ったのが始まりで、この3人を神様として祀ったのが浅草神社です。三社祭は、この3人の神様を慰めるお祭りです。
三社祭の見所は、大きく分けて3つあります。
1つ目は15日に行われる「大行列」です。
お囃子屋台・鳶頭木遣り・びんざさら舞・白鷺の舞などが練り歩きます。びんざさら舞は、都の無形民俗文化財に指定されています。
2つ目は16日に行われる「町内神輿連合渡御」です。およそ100基の町内神輿が浅草の町を練り歩きます。その荒々しさと迫力は圧巻です。
3つ目は本社神輿各町渡御です。浅草神社の3基の本社神輿にそれぞれ3人の神様にお移りいただいて、東、西、南へと分かれて浅草の町を練り歩きます。本社神輿は重量1トンもあり、120人の担ぎ手たちが交代で担いていきます。
三社祭の期間中は、交通規制も行われるようです。
大変な混雑が予想されますので、お出かけの際には公共の交通機関を利用するのがいいようです。