空前のお笑いブームである現在では、お笑い芸人を目指す若者も多くいます。
日本独自のお笑い文化に加えて、新しい要素を取り入れた芸で日々新しい笑いがあふれる現在ですが、
若者たちは、テレビで見るスター芸人に憧れ、一攫千金の夢を掛けて様々なお笑いコンクールやコンテストに参加しています。
今、数あるコンクールやコンテストの中でピン芸人の最高名誉とされているのが、「R-1グランプリ」です。
笑いの老舗、吉本興業が主催する、ピン芸人を対象としたお笑いコンクールであり、プロやアマチュア、
芸歴等は全く関係なく「とにかく面白いピン芸人」を決定するコンクールであるだけに、その頂点に立ったお笑い芸人は名誉と共にテレビ番組への出演権やさまざまな仕事のオファーを勝ち取りスターへの道が開けるのです。
2015年で13回を数える「R-1グランプリ」は、回を重ねるごとに参加人数が増え、現在では第1回大会の10倍以上のピン芸人が自らの力を発揮すべく大会に挑んでいます。
激戦を勝ち抜き、栄冠を手に入れることが出来るのはたった1人ですので、現実は甘くないですが、夢を追い自らのアイデアのみで頂点を目指す姿には、尊敬すら覚えます。
制限時間内で、いかに自分の良さを受け手に伝えることが出来るか、というのは、芸人のみならず我々の日常生活でも必要なコミュニケーション能力ですので、笑いの裏に努力している姿が思い浮かびます。
R-1グランプリで、残念ながら予選で敗退してしまった人も、今後更なる活躍を目指して日々自分自身の芸を磨き思い描く夢をかなえることが出来るといいなと応援しています。